ラグビーの全国大学選手権は2日に東京・国立競技場で準決勝が行われる。関西王者の京産大は、早大(関東対抗戦3位)と対戦する。

就任初年度から2季連続で4強へ導いた元日本代表SOの広瀬佳司監督(49)は「今季は戦力的にも(日本一まで)いける自信があります」とキッパリ。たたき上げの精神で鍛えた伝統の“ひたむきさ”で初の決勝進出を目指す。

広瀬監督を支えるのは元木由記雄GM(51)だ。「広瀬とは日本代表でも戦ってきたし、一緒に日本一になりたい」。明大では4年間で3度の日本一に立ったが「僕は今、京産大の人間。愛着がありますし国立で勝たせてやりたい。日本一になりたい」と言い切る。

2人で毎日、遅くまで対戦相手を映像で分析し“丸裸”にする。12月31日はメンバーが発表となり、左足首の剥離骨折で離脱していたスクラムの軸となるプロップ渡辺龍(4年=甲南)が先発復帰。現状のベスト布陣がそろった。二人三脚で歩んできた今季の集大成として初優勝へ王手をかける。準決勝もう1試合は帝京大-筑波大となる。