今季のグランプリ(GP)ファイナル銀メダリスト山本草太(23=中京大)が“今季世界最高”得点をマークし、首位発進した。

前名称の冬季ユニバーシアード大会時代から国際スケート連盟(ISU)公認記録ではないものの、自身初の大台となる101・32点。キス・アンド・クライでスコアを見ると「おお!」と驚きの笑顔になって喜んだ。

同じく非公認の韓国選手権でチャ・ジュンファン(21)が記録した101・04点を上回った。今季のISU公認記録では、宇野昌磨(24=トヨタ自動車)がGPファイナルで99・99点をマークしている。

スコアに表れた通り「イエスタデイ」を完璧に舞った。冒頭の4回転-3回転2連続トーループから4回転サルコー、最後のトリプルアクセル(3回転半)まで全てのジャンプを美しく降り、スピンやステップでも着実に加点を稼いだ。

公認記録は昨年11月のGPシリーズNHK杯で記録した96・49点だ。

2位は壷井達也、3位は佐藤駿。フリーは日本時間の16日未明に行われる。