レッドブルは3日、「2023年体制発表会」をアメリカ・ニューヨークで開催し2023年型マシンのカラーリングを発表した。それと同時にフォードと技術提携することも明らかにし、2026年からパワーユニット製造者「レッドブルパワートレインズ」は「レッドブル・フォード」としてレッドブル及びアルファタウリにPUを供給して行くことも明らかにした。

2年連続王者のマックス・フェルスタッペンは、2023年に向けた意気込みを次のように語った。

「もちろん今年はタイトル防衛を目指す。完璧な人間など誰もいない、常に学習と成長を続けなければならない。カラーリングはここ数年変化がないけど、クールに仕上がっているからね。マシンはまだシミュレーターでしかトライしていないけど、あらゆるところが向上している」

発表会にはフォードのジム・ファーリーCEOが登場し、2004年以来となるF1復帰について次のように述べた。

「F1復帰は電子制御を軸とした最新の電気自動車についてフォードが進むべき方向性を示している。F1はイノベーションや技術、アイディアを共有することのできる効率的な場所であり、莫大な顧客にアピールすることができる」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「お互いの願望が合致し、合意に至るのは簡単だった。レッドブルにとって新しいチャプターの始まりになる大きな瞬間だ」と説明している。

レッドブルパワートレインズは昨年からホンダ開発製造のPUを使用しており、今季は「ホンダRBPT」としてレッドブルとアルファタウリにPUを供給するが、この提携関係は2025年までとなっている。(米家峰起通信員)