大学スポーツ協会(UNIVAS=ユニバス)が、振興に貢献した学生および団体を表彰する表彰式「UNIVAS AWARDS 2022-23」を6日、ザ・プリンス・パークタワー東京で開催した。

最も活躍した女子大生アスリートを選出する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の優秀賞は、フィギュアスケート女子の三原舞依(23=甲南大大学院1年)ら8人が受賞。「現在は院で学業とスケートの両立というものを掲げている中、このような素晴らしい賞をいただけて光栄です」とスマイルを見せた。

華やかな場内に「テレビで見ていた方々と一緒に、素晴らしい舞台に呼んでいただけて。レッドカーペットにもビックリして、何枚も写真を撮ってしまいました。私だけの力ではなく、大学関係者、応援してくれる皆さまのおかげです」としっかり感謝した。

プレゼンターは21年東京オリンピック(五輪)柔道男子66キロ級の金メダリスト阿部一二三(25=パーク24)。同じ神戸市出身の、大学スポーツ出身の第一人者(日体大)から賞状を受けた三原は「お目にかかったのは初めて。(東京五輪を)テレビでずっと見ていて元気と勇気をもらっていました」と目を輝かせた。

授与を励みに、今月22日に開幕する世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)へ。「これからの人生に生かして、もっともっとトップのアスリートになっていけるよう、努力していきたい。今日あらためて思ったので、世界選手権では今シーズン最高の演技をしたい」と意気込んだ。

この日、会場で発表された最優秀賞には東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダルの入江聖奈(22=日体大)が選ばれた。

他6人の優秀賞は、木下鈴花(日体大=ボクシング部)古賀ひより(環太平洋大=柔道部)鶴岡由梨奈(早稲田大=ヨット部)永井ひかり(朝日大=相撲部)宮道りん(日体大=レスリング部)山崎莉奈(福岡大=なぎなた部)。

三原はパラスポーツ・オブ・ザ・イヤーの受賞ら各界の選手と交流するなど、世界との戦いを前に、有意義な、刺激あふれる時間を過ごしていた。【木下淳】