ラグビー「リーグワン」の花園近鉄ライナーズは16日、左アキレス腱(けん)を断裂して長期離脱している現役オーストラリア代表のSOクエイド・クーパー(34)がチームに合流したことを公式SNSで公表した。

昨年8月の南半球4カ国対抗戦・アルゼンチン戦で負傷し、今季は治療とリハビリに専念していた。

クーパーは「戻ってこれてワクワクしています。向こうでのリハビリはずっと1人だったので(日本に)帰ってきて、チームメートとトレーニングができるようになるのはうれしいです」などと話した。

今季から1部に昇格した花園は開幕から11戦全敗で最下位に低迷する。

そのため「チームに貢献したいという思いもずっとありました」と胸の内を明かした。

14日にオーストラリアから来日。「家族(チーム)の元に戻れてうれしい。プレーの細部のこだわりを、自分がもっと他の選手にもたせる。自分の経験を若い選手に伝えること。それは自分の役割です」。

花園は17日に東京・秩父宮で4位の東京サントリーサンゴリアスと対戦。クーパーも東京遠征に帯同するという。

泥沼にはまった花園だが、1部残留へ、頼れる男が帰ってきた。