女子日本代表の2人が精力的に汗を流した。

先月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)で2連覇を飾った坂本花織(23=シスメックス)は、ジャネット・ジャクソンの楽曲を使用したショートプログラム(SP)でダブルアクセル(2回転半)、3回転ルッツ、フリップ-トーループの連続3回転を着氷させた。

昨年12月のGPファイナルを制した三原舞依(23=シスメックス)もSP曲での練習。先月28日になくなった坂本龍一さんが音楽を手掛け、出演もした「戦場のメリークリスマス」がリンクに流れると、2回転半、3回転フリップ、ルッツ-トーループの連続3回転を跳んだ。

坂本は日本チームの主将を務める。先月の記者会見では「盛り上げるのは得意なので、それも含め、全力でできたらいいなと思っています」と誓っていた。

◆世界国別対抗戦 8度目の開催となる国際スケート連盟(ISU)公認大会。世界6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝は12点、2位は11点…と与えられ、合計点で優勝国を決める。日本の他に米国、カナダ、韓国、イタリア、フランスが参加。SP、フリー(アイスダンスはリズムダンス、フリーダンス)ごとに区切り、総合得点での順位は得点としない。各出場者(組)の総合得点はISU公認記録となる。