フィギュアスケートのペアで「りくりゅう」こと三浦璃来(21)、木原龍一(30)組が25日、都内で所属先の木下グループ本社を訪問し、グランプリ(GP)ファイナル、4大陸選手権、世界選手権を1シーズンで制する日本初の「年間グランドスラム」の達成報告を行った。

2人は3つの金メダルを首からかけて登場。同社のスポーツアンバサダーを務める元卓球日本代表の水谷隼から特製の花束を贈られた。その後、木下直哉代表からそれぞれに報奨金1400万円が贈られた。

三浦は「今季はケガからのスタートでしたが、みなさまの温かいご支援を頂き、滑り切ることができました」と感謝、木原は「来季はショートとフリーを両方そろえて、自分たちに勝てるように頑張っていきたい」と誓った。

報奨金の使い道を問われると、木原が「やっぱりトレーニングの道具、スケートに関係するものに使って、来季飛躍するために使いたいです」としっかり話す横で、三浦は「同じです」とニコニコ。さらにご褒美はと聞かれ、「僕、ガリガリ君好きなので。いっぱい買えますね」、それを受けて三浦は「ちょっとぜいたくしてハーゲンダッツを買おうかなと思います」と笑顔をみせた。

◆年間グランドスラム 国際スケート連盟(ISU)主催のGPファイナル、4大陸選手権もしくは欧州選手権、世界選手権を同一年度に全制覇すること。最近では女子のメドベージェワ、ペアのデュハメル・ラドフォード組、アイスダンスのパパダキス・シゼロン組が果たしており、日本では達成者がいなかった。別シーズンも含めた生涯グランドスラムは高橋大輔、羽生結弦、宇野昌磨、浅田真央が達成。4年に1度の五輪金メダルを含めた「ゴールデンスラム」やジュニアの主要2大会も加えた「スーパースラム」は羽生、金妍児、ザギトワが遂げた。

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