世界ランキング7位の日本は、同5位で東京五輪金メダルのフランスを逆転の3-1で破り、開幕4連勝を飾った。

昨年7月のVNL準々決勝、9月の世界バレーで苦杯をなめた強豪に、リベンジを果たした。

第1セット(S)から手に汗握る攻防となった。中盤には石川祐希、西田有志のサービスエースが決まるなど、リズムをつかんだかに思われたが、序盤の失点が響き、27-25で逃げ切られた。

第2Sは、高橋健太郎のブロックが連続で決めるなど好スタートも、じわじわと点差を詰められる。3連続失点で一時は20-21とリードを許すも、途中出場の宮浦健人がスパイクを決めて再逆転に成功。続けざまに西田のサービスエースが決まり、流れを引き戻した。最後は小野寺太志がブロックを決め、25-22で取り返した。

第3Sは、高橋藍が2連続サービスエースを決める好調な滑り出し。10-10からは1点をめぐる一進一退の攻防が続いたが、終盤にギアチェンジ。高橋藍、石川が連続でスパイクを決めるなど4連続得点で難局を打破すると、最後は相手のサーブミスで25-21で連取した。

第4Sはスタートから宮浦、セッター深津旭弘を起用。その宮浦が爆発した。2連続サービスエースや相手のブロックの間を抜くテクニカルなスパイクを連発し、このSだけで10得点。要所で得点し、最後は相手のサーブミスで25-20で勝負を決めた。

開催国枠で来年のパリ五輪出場権を既に取得しているフランスは、若手中心の構成。それでも、16年以来の対フランス戦での勝利は、目標のベスト4へ大きな白星となった。

4勝0敗の1位で名古屋大会を終了。フランスに移動しての20日は、同16位のカナダと対戦する。

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