日本バドミントン協会は18日、都内で理事会を開き、サッカーJリーグ前チェアマンの村井満副会長が新たに会長に就任することを正式決定した。同日の評議員会で10人の理事、3人の監事も承認され、理事には元オリンピック(五輪)代表の池田信太郎氏や競泳で五輪に出場した井本直歩子氏らが選出された。

村井新会長は「緊張関係の中でマネジメントしていく。日本バドミントン協会が変われば、日本のスポーツが変わると信じた布陣となっている」と力を込めた。

同協会は昨年3月、元職員による横領などの組織的隠蔽(いんぺい)があったことを公表。今年1月に村井氏を副会長に招請するなど、再発防止に向けた改革を進めてきた。

村井新会長は主に以下、5つの組織改革を断行すると説明した。

(1)理事の人数の半減と監督機能の強化

「今までは20名近くの理事が業務執行を監督する役割だったが、監督する人間が自ら業務も執行していた。今回からは、業務執行は私と朝倉康善副会長のみとし、人員を半減した上で監督機能を強化する」

(2)プロの目で徹底的に組織を監督

「会計、弁護士、企業経営者などを理事に迎え、プロフェッショナルな目から協会を監督する」

(3)10人の理事のうち半数が女性

「バドミントン界の縮図である司令塔は、男性と女性と半々ということで当初から想定していた」

(4)スポーツに造詣の深い人々を理事に選出

「大半がスポーツ団体のマネジメントや経営管理、統括や監査などでスポーツと関わっている。池田さんには、アスリート委員会の立場から加わっていただく」

(5)プロフェッショナルな監事を配置

「理事を監督するという、重要な役割を持つのが監事。今回は公益法人のマネジメント経験を持つ方であったり、公認会計士や税理士の方を配している」

こうした改革を推し進めるにあたり「私を容赦なく批判してほしい」と注文も加えた。「私のような門外漢の素人人間をたたくことで、私も学んで強くなれる。バドミントンは(ラケットで)たたく競技ですから」と笑みを浮かべて話し、透明性の高い組織づくりへ心血を注ぐ決意を示した。