パリ五輪予選となるW杯バレー(30日開幕)へ挑む男子日本代表(世界ランキング5位)がカナダ(同13位)に快勝し、本番に向けて弾みをつけた。

第1セットこそ落としたが、その後は3セットを連取し逆転勝ち。スタメンにはオポジット西田有志、アウトサイドヒッター(OH)に石川祐希と高橋藍、ミドルブロッカー(MB)に小野寺太志と山内晶大、セッター関田誠大、リベロ山本智大とVNL銅メダルの主要メンバーが名を連ねたが、第4セットはスタートからOH大塚達宣(22)、甲斐優斗(20)、MBエバデダン・ラリー(23)を送り出すなど若手陣も積極起用。セッター山本龍(22)やOH富田将馬も投入し、15人のメンバーをコートに送り出して、W杯バレー開幕に備えた。

試合後には、MB高橋健太郎がマイクを握ってコートに登場。この日、20歳を迎えた甲斐のために、ハッピーバースデーを声を上ずらせながら歌い上げ、ファンとともに誕生日を祝った。

マイクを振られた甲斐は「頑張っていきたいと思います」と短く決意表明。用意されたバースデーケーキの前で、笑顔をみせた。

【バレー】日本男子、W杯前哨戦でカナダに快勝 パリ五輪出場権獲得へ強さ見せる/ライブ詳細