24年夏のパリ五輪予選となるW杯(30日開幕)へ挑む男子日本代表(世界ランキング5位)は25日、W杯の会場となる代々木第1体育館で同13位のカナダとの国際強化試合に臨み、3-1で勝利した。

第1セット(S)は高さに苦しみ先取を許したものの、第2Sを逆転で取り切ると尻上がりに調子を上げ、3連続でセットを奪った。大会前最後の対外試合で、この日20歳の誕生日を迎えた甲斐優斗やセッター山本龍ら若手を含め、ベンチ入りした全15選手が出場。ブラン監督は「もっとレベルを上げていくことが出場権を取るためには必要」と気を引き締めた。

腰のコンディション不良で先月のアジア選手権以降「あまり練習に参加できていなかった」という石川祐希主将も、第3Sまでスタメンで出場。ブロックやスパイクを決めた。ブラン監督は石川の起用について「昨日も実戦形式で2セットやって、少しずつ出場を増やしていく。必要な選手なのでうまくマネジメントしたい」とコメントした。

石川は「僕たちが良かったとしても、やってみないと勝てるかわからない。そんな心持ちでしっかり準備して臨みたい」と、力を込めた。1週間を切ったW杯へラストスパートをかける。

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