バレーボール女子日本代表の屋比久由南広報が代表チームの舞台裏や秘話をお届けしてきた「火の鳥NIPPON広報リポート」。今回が最終回となります。

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今月24日まで行われた来夏のパリ五輪予選W杯で、女子日本代表は今大会での五輪出場権獲得を逃しました。開幕から1セットも失うことなく5戦連勝しましたが、最終盤に行われた世界ランキング上位国トルコ、ブラジルとの大一番で惜しくも敗れてしまいました。

ブラジルとの最終戦の後、控室に戻った選手たちは涙が止まりませんでした。それでも、セッター関菜々巳選手は「応援してくださった皆さまには申し訳ないという気持ちでいっぱい。来シーズンは勝てるセッターとして成長し、オリンピックへのチャンスをつかみたい」ときっぱり話してくれました。キャプテン古賀紗理那選手は「課題はたくさんあるが、チームは強くなった。チームみんなで体も心もタフに成長して、来年度はパリ五輪の切符を獲得するために自分自身も頑張っていきたい」と前を向きました。

全員が勝ちにこだわり、練習を重ね、たくさんの汗と涙を流しながら代表期間を過ごしてきました。だからこそ、この悔しさがあります。この思いを忘れずに、来シーズンさらにレベルアップした火の鳥NIPPONとなり、パリ五輪への切符をつかみ取ってほしいです。

◆屋比久由南(やびく・ゆうな)1998年(平10)8月16日、沖縄県那覇市生まれ。中学時代は3年間バレーボール部に所属し、大学は武蔵野音大へ。卒業後はテレビの企画制作会社に勤め、現在、日本バレーボール協会広報部撮影班として女子日本代表チームに帯同中。