2大会連続の五輪出場を目指す世界ランキング5位の日本が、まさかの黒星を喫した。

同19位のエジプトにフルセット負け。2セット連取から追いつかれ、最終セットで競り負けた。辛勝した前日フィンランド戦に続くフルセットの戦いに敗れ、勝ち点は3。大会後半に世界ランキング上位の米国(同2位)、スロベニア(同6位)、セルビア(同9位)との対戦を控えており、今大会でのパリ五輪切符獲得に痛すぎる1敗となった。次戦は、3日に同18位のチュニジアと対戦する。

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日本は初戦フィンランド戦にフルセット勝利(勝ち点2)、第2戦エジプト戦でフルセット負け(1点)。第2戦を終えて1勝1敗の勝ち点3で、1位米国(2勝・勝ち点6)、2位スロベニア(2勝・勝ち点6)、3位セルビア(1勝1敗・勝ち点3)に次ぐプールB4位となっている。

米国とスロベニアはポイント率、セルビアと日本はセット率により先述の順位付けとなっている。

W杯バレー順位決定方法は、(1)勝敗 (2)勝ち点 (3)セット率 (4)ポイント率 の順で決定。勝ち点の獲得条件は【3-0または3-1で勝ち】=3点、【3-2で勝ち】=2点、【2-3で負け】=1点、【1-3または0-3で負け】=0点となる。

 

◆パリ五輪への道 パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選のW杯バレーは、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、総当たりで対戦。ブラジル(プールA)、日本(同B)、中国(同C)で開催され、各組上位2カ国の計6カ国が出場権を得る。残る5枠は、来年のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時(6月)の世界ランキングで決定。日本がW杯バレーで出場権を逃した場合はVNLに出場し、ポイントを重ねてランキングをより上位に上げることが必要。W杯バレーでの大陸別の切符獲得状況も、重要な要素となる。