【重慶(中国)=松本航】今季のショートプログラム(SP)世界最高点で首位発進した宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が、夜のフリーに向けて最終調整した。

フリー曲をかけての通しでは、冒頭の4回転ループが2回転に抜けたが、4回転フリップを着氷。曲の途中でステファン・ランビエル・コーチと意見交換をしながら、念入りに調整した。10日のSP後には「ショートのことの試行錯誤で頭がいっぱいだったので、しっかりフリーも合わせられるように頑張ります」と誓っていた。

SP6位の友野一希(上野芝スケートクラブ)は、曲をかけての通しを後半のジャンプに集中して消化。SP8位の山本草太(中京大)は4回転2種3本を着氷させて、巻き返しに備えた。

男子フリーは11日午後6時40分(日本時間同7時40分)から行われる。主な滑走順は以下の通り。

(5)山本草太(中京大)午後7時18分(日本時間同8時18分)※SP8位=75・48点

(7)友野一希(上野芝スケートクラブ)午後7時41分(同8時41分)※SP6位=80・50点

(9)ボーヤン・ジン(金博洋、中国)午後7時56分(同8時56分)※SP4位=87・44点

(10)ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)午後8時4分(同9時4分)※SP3位=89・94点

(11)アダム・シァオイムファ(フランス)午後8時12分(同9時12分)※SP2位=91・21点

(12)宇野昌磨(トヨタ自動車)午後8時19分(同9時19分)※SP1位=105・25点