昨年全国高校総体8強の東北(宮城)が、同4強の昇陽(大阪1位)にストレート負けした。これで東北勢は男女ともにすべて敗退した。

第1セット(S)は23-22から3連続失点で先取されると、第2Sは接戦でのサーブ失敗が響き、相手サウスポーの小山海皇(みこと、3年)の切れのあるスパイクに苦しめられた。先にマッチポイントとされ、身長193センチの坂本アンディ世凪(せな)主将(3年)がスパイクを打つもブロックされた。

試合後、涙を見せる選手や肩を落とす選手に語りかけた坂本は「チームに対して、最後決めきれなかった部分で申し訳ない気持ちになった。ここまで支えてくれたことに関してすごく感謝している」と振り返った。

岩手・雫石中から宮城の東北へ。02年以来の優勝には届かなかったが、大きく成長した。「きつい時もあったが、みんなで支え合ってきた。この3年間は決して無駄にはならない。今の3年生は上のカテゴリーでプレーする選手も多いので、この悔しさをバネにやっていきたい」と前を向いた。

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