チャ・ジュンファン(車俊煥=25)が、負傷明けながら完全優勝で大会8連覇を成し遂げた。

ショートプログラム(SP)首位の96・51点で迎えた最終日。冒頭から4回転サルコーやトリプルアクセル(3回転半)を降り、フリーも1位の179・43点をマークした。合計275・94点で2位に34・89点差をつけ、復活を示した。

昨季の世界選手権は宇野昌磨(26=トヨタ自動車)に次ぐ銀メダル。韓国男子として初めて「ワールド」の表彰台に立った。今季はグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダで総合9位と振るわず、第5戦フィンランド大会は右足首の負傷で欠場していた。しかし、復帰後に今月末からの4大陸選手権(中国・上海)代表入りを決め、さらには3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)に向けても復調を印象づけた。