【上海(中国)31日=竹本穂乃加】 三原舞依(24=シスメックス)は、ショートプログラム(SP)を昨季の「戦場のメリークリスマス」に変更して臨む。

今季は右足首の故障に悩まされてきた。昨年9月まではほとんど練習できず、初戦も昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯までずれこんだ。

現在は、練習の制限も緩めているが、5位となった昨年12月の全日本選手権以降、今大会に向けて気持ちが沈む場面もあった。

「全日本の後練習積んできて、一瞬つらくなった時期があって」。その中でも、胸にあったのは「私はスケートが好き」という思い。

「4大陸に向けて本当にいろんな思いがあった。その思いが『戦メリ』を作って頂いたときの感情にすごく重なっているので、思い切って変えました」

デービッド・ウィルソン氏に振り付けてもらったプログラム。「舞依の人生を込めてほしい」と渡されたこの曲に、今の思いを乗せる。

女子SPは2月1日に行われる。