ショートプログラム(SP)を自己ベストで首位発進していた千葉百音(18=木下アカデミー)が、フリー143・88点、合計214・98点でとともに自己記録をマークして初優勝を飾った。「今できる一番の演技ができてうれしく思う」と会場インタビューで笑顔を見せた。

最終滑走から「前からずっと使いたかった」という映画「海の上のピアニスト」の楽曲に乗った。冒頭のフリップ-トーループの連続3回転を鮮やかに着氷して1・21点の加点を得ると、1つ1つの要素を着実に重ね、演技を終えるとガッツポーズをみせた。昨年はジュニアながら3位と躍進した舞台で、さっそく頂点をつかんだ。3月には初出場となる世界選手権(カナダ・モントリオール)を控え、大きな勲章を手にした。

渡辺倫果(TOKIOインカラミ/法大)は合計202・17点で3位、三原舞依(シスメックス)は合計184・07点で7位だった。