日本勢が表彰台を独占した。

昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルに出場した住吉りをん(20=オリエンタルバイオ/明治大)が、フリー122・68点、合計189・21点で優勝した。

ショートプログラム(SP)2位で迎え、冒頭のダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループの連続ジャンプを成功。続く大技4回転トーループは手をつき、3本目のルッツも1回転となったが、全てのスピンとステップシークエンスで最高のレベル4を獲得。中盤から後半にかけて立て直した。

2位には、3月の世界選手権(カナダ)代表の吉田陽菜(18=木下アカデミー)が合計187・25点で続いた。1本目の大技トリプルアクセルこそ転倒となったものの、2本目以降のジャンプは全て成功。フリー1位となる128・23点をマークし、SP4位から巻き返した。

SP首位発進の山下真瑚(21=中京大)はフリー109・54点、合計179・39点で3位。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプは決めたものの、続く3回転フリップで転倒。その後もジャンプでミスがあり、得点が伸びなかった。