高校3年の松下知之が男子400メートル個人メドレーで派遣標準記録を突破する4分10秒04で制し、パリ五輪内定第1号となった。最後の自由形で激しく追い上げて瀬戸を逆転。「最後は体も限界だった。気持ちで押し切った。五輪は狙っていた」と胸を張った。

緊張もあり前半は出遅れる形となったが、それでもしっかり立て直した。「力んでしまったけれど、それでも落ち着いてあきらめなかった。平泳ぎから立て直そうと、冷静になれた」。焦ることなく、後半の追い上げにつなげた。

パリ五輪内定第1号。「そこはちょっと意識していた。今の日本競泳界には、若い刺激が必要だと思っていた。自分がそうなれればと思っていた」と力を込めた。