女子テニスの国別対抗戦、ビリー・ジーン・キング杯予選の日本代表はカザフスタン戦を翌日に控えた11日、シングルス元世界ランキング1位の大坂なおみ(フリー)が大会会場の東京・有明コロシアムで記者会見し「日本で試合ができるのはうれしい。いいプレーをしたい」と意気込んだ。

日本での試合は2022年9月以来で出産後初。12日はシングルス第2試合で世界50位のユリア・プチンツェワと対戦する。「とてもタフな試合になると思うけど、この環境でできるのはエキサイティング。戦略的なプレーができたらと思う」と笑顔で語った。

同大会は20年2月以来の出場で、日本代表でのプレーは21年東京五輪以来。「長い間参加していなくて(代表の)杉山愛監督にアプローチされた。いい印象を持っているし、受けることにした」と経緯を説明。同監督は「心強いし、いい形でホームでプレーできるので、ありがたい」とした。

今夏のパリ五輪の出場資格は、20年8月以降の国別対抗戦2試合のメンバー入りが条件だが、大坂は出産により免除される見通し。日本はカザフスタンに勝てば11月の決勝大会(スペイン)に進む。