富士通(レギュラーシーズン1位)がデンソー(同2位)に64-57で先勝し、16年ぶり2度目の優勝へ王手をかけた。デンソーは初優勝へ後がなくなった。

デンソーは、皇后杯との2冠が遠のいた。わずか57点に封じられて、ブクサノビィッチ監督(45)は「富士通の方が勇敢だった」と脱帽した。第4クオーター(Q)には2点差まで追い上げたが、終盤に主軸の高田真希が5ファウルで退場となった。「最も経験のある選手を失った」と影響を認めつつ「他の選手を信用している。それで負けたわけではない」。負けが許されない第2戦に向けて「失うものは何もない。自分たちも勇敢に戦う」と逆襲を誓った。