今季限りで現役引退を表明しているレバンガ北海道の桜井良太(42)が、宇都宮ブレックス田臥勇太(43)とマッチアップし、同時にコートに立った。ラストプレーで1対1となり、桜井がシュートを外す形で終わったが、5000人を超える会場のファンを熱狂させた。

勝負が決したと思われた第4クオーター残り40秒、桜井と田臥の名前がコールされ、観客席から大歓声が上がった。残り10秒で迎えたレバンガ最後の攻撃でボールは桜井に渡り、守備についたのは田臥だった。田臥の甘めの守備を見計らい、桜井が3点シュートを放ったが惜しくも外れ、そのまま試合終了。同世代の選手として日本のバスケットボール界をけん引してきた2人による最後の対戦にファンが胸を熱くさせた。