バスケットボール男子の「FIBA U16アジアカップ2025」(9月開催予定)に向けたU16日本代表エントリーキャンプ(4月1日から、味の素ナショナルトレーニングセンター)の参加メンバー31人が31日、日本バスケットボール協会から発表された。開志国際(新潟)からはPFホーキンス然(2年)、4月に入学するSF岩朝ローマ(1年)、SFイヘツ・グットラックチネドゥ(1年)の3人が選出された。(※学年は新学年)
<ホーキンス然>
ホーキンスは昨年の日韓中ジュニア交流競技会のU18日本代表に続いて2度目の年代別代表入りを目指す。2月生まれの早生まれで、ほかの多くのメンバーより1学年上。それだけに「今回は緊張している。本番の代表入りを目指す」と気を引き締めた。
前回の国際大会で「大きくてシュートが入る」と海外選手の力を肌で感じたが、「リバウンドは通用する」と持ち味に自信を持った。高校に入学から1年がたち、体重は約6キロアップして82キロ。体の強さを試したいという思いもある。
リング下の攻防が持ち味。昨年、ウインターカップを経験して「トラベリングをしないように足元をしっかりさせたい。アウトサイドからのシュートも確率よく決めないと」と課題を持った。キャンプは他校の選手の力を確認する機会にもなる。「守備のプレッシャーなど、高校を1年経験したことを出して年下に負けないように。代表に入りたい」と話した。
◆ホーキンス然(ぜん)2009年(平21)2月28日生まれ、長崎県出身。父はアメリカ人、母は日本人。日宇小3年からバスケットボールを始める。日宇中では創成館U15に所属し、3年の時に全国U15選手権でベスト8。開志国際に進学し、昨年のウインターカップに出場。190センチ。
<岩朝ローマ>
岩朝は「U16代表入りするのが今年の目標」と意欲をあらわにした。3月中旬から開志国際の練習に加わり、「速さも強度も違う」と刺激を受けた。キャンプではそれが自信にもなる。「夢はNBA選手。そのためにもU16入りは通らなければならない道」と意識は高い。
22年のウインターカップ初優勝を見て、開志国際進学を決めた。「強いし、楽しくバスケをやっている雰囲気が自分に合っていると思った」。手土産はRIZINGS徳島での今年1月の全国U15選手権(ジュニアウインターカップ)優勝だ。
琉球ゴールデンキングスU15との決勝は試合終了1分前に勝ち越しの3点シュートを決めた。「ああいう場面は楽しみの方が大きい」という強心臓の持ち主。今回のキャンプも「シュート率の高さを見せたい」と言う。
ライバル視するのは、同学年でU18日本代表に選ばれ、このキャンプにも選出されたPF白谷柱誠ジャック(福岡大大濠1年)。「いつかは越えていきたい」と闘志を前面に出す。
◆岩朝(いわさ)ローマ 2010年(平22)1月23日生まれ、徳島県出身。父はロシア人で母は日本人。鳴戸第一小5年からバスケットボールを始める。加茂名中ではRIZINGS徳島に所属し、今年1月の全国U15選手権で優勝。大会ベスト5に選出された。180センチ。
<イヘツ・グットラックチネドゥ>
「代表入りがかかるキャンプに選ばれるのはすごくうれしい」。チャンスが訪れたことをイヘツは素直に喜んだ。岩朝と同時期に開志国際に合流し、練習を続けてきた。
登録は189センチだが、「190センチは超えている」と体も成長中。「大きいだけでなく3点シュートも決められるところを見せたい」。あらゆるシチュエーションで、高確率でシュートを決められる。昨年の全国中学大会の予選リーグ、東月寒中戦で51得点をマークした。「勝つしかない、と無心でやっていた結果。そういう気持ちで高校でもやっていきたい」と言う。
今回のキャンプはPF白谷柱誠ジャック(福岡大大濠1年)ら同世代の注目選手が参加する。「いずれ試合で対戦して勝つのは前提」とライバル越えは通過点。「将来の目標はNBA選手。“ポスト八村塁”と呼ばれたい。そのためにもまず代表に入る」と気を引き締めた。
◆イヘツ・グットラックチネドゥ 2010年(平22)3月18日生まれ、神奈川県出身。父はナイジェリア人、母は日本人。西本郷小1年からバスケットボールを始める。豊田中では1年の時に全国U15選手権、3年の全国中学大会に出場。189センチ。


