<卓球:世界選手権>◇4日目◇11日(日本時間12日未明)◇女子シングルス3回戦ほか◇オランダ・ロッテルダム

 初の五輪出場を目指す世界ランク10位の石川佳純(18=IMG)が、涙の3回戦突破を果たした。同24位の梁夏銀(韓国)に3セットを先取しながら、2セットを奪い返される大苦戦。その後は粘りを見せて4-2で勝った。

 18歳の石川は勝利を決めるとガッツポーズをして、思わず涙を流した。12年ロンドン五輪の女子シングルスは7位福原と11位平野と3人で2枠を争うため、激しい重圧との戦いだった。

 五輪出場へ1歩前進した石川は「リードしていたのに挽回されて、何とかしないといけないと思いながらやっていました。明日、また試合ができる。喜びながら、楽しんでまた試合がしたいです」と話しながら、いつまでも目に涙をためていた。

 五輪を争う平野早矢香(26=ミキハウス)もハンガリーのトートを4-2で破り、順当に3回戦進出を決めた。