<柔道:グランプリ大会>◇最終日◇19日◇ドイツ・デュッセルドルフ

 男子100キロ超級では左肘手術からの復帰戦に臨んだ鈴木桂治(国士舘大教)が準々決勝で昨年の世界選手権銅メダルの金成民(韓国)に優勢勝ちし、準決勝に進出した。同級の石井竜太(日本中央競馬会)は1回戦で敗退。

 女子は70キロ級で世界ランキング4位の国原頼子(自衛隊)が2回戦で上野巴恵(三井住友海上)に優勢勝ち。ドイツ選手との準々決勝も制し、4強入りした。78キロ級の岡村智美(コマツ)は2回戦で、78キロ超級の橋口ななみ(近大)は1回戦で敗退した。

 男子90キロ級で世界ランク4位の小野卓志(了徳寺学園職)は準々決勝でフランス選手に一本負け。同81キロ級では中井貴裕(流通経大)が準々決勝で敗れた。川上智弘(国学院大)は初戦の3回戦でエジプト選手に優勢で敗れ、中井とともにロンドン五輪代表入りへアピールできなかった。同100キロ級の羽賀龍之介(東海大)は初戦の2回戦で敗れた。