<競泳:日本学生選手権>◇8日◇東京辰巳国際水泳場

 男子200メートル個人メドレーで、伏兵の森洋介(法大)が五輪代表の堀畑裕也(日体大)を破る番狂わせを演じた。150メートルの通過は2位だったが、最後の自由形でトップに立ち「(堀畑の)4連覇を阻むのは自分しかいないと思った」と声を弾ませた。

 ロンドン五輪400メートル個人メドレー銅メダリストの萩野が所属する栃木県の御幸ケ原SSの出身。400メートルの元高校記録保持者だが、大学進学後は伸び悩んでいた。「タイムはどうでもいい。優勝できたことがうれしい」と会心の笑みを浮かべた。