来月3日開幕のバレーボール男子Vプレミアリーグで、2季ぶりの優勝を狙う堺が19日、堺市内で会見した。新人の千々木駿介(23=中大)や伊藤康貴(23=順大)、松岡祐太(22=愛知学院大)、新加入の元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のペピチ・ミラン(27)が紹介され、酒井新悟監督(43)は「新人の3人は夏の練習を乗り越えてたくましくなった。ミランは9月から合流して、高さとパワーで勝負できるし、人間性もコミュニケーション良く溶け込んでいる」と手応えを感じていた。

 08-09年シーズンから準優勝、準優勝、優勝と3季連続で最後まで覇権を争ったチームも、昨季は4位に終わった。新主将になった日本代表の「ゴッツ」こと石島雄介(28)は「今年は転換期と言いますか、変化という言葉がよく出てきますが、1人1人が変わらなきゃいけない。技術や精神面、行動に表さなきゃいけないけど、チームのみんなを信じて戦い、最後は笑って監督を胴上げしたい」と気合十分だった。

 堺の初戦は11月3日、栃木・鹿沼総合体育館でのJT戦(午後2時開始)になる。