フィギュアスケートの世界的コーチであるニコライ・モロゾフ氏(37)が2日、4月に第1子となる女児を出産していたことを明かした安藤美姫(25)について、「(父親は)私ではない」と完全否定した。

 前日1日、安藤がテレビ朝日系「報道ステーション」内のインタビューで衝撃の告白をした。昨年10月に妊娠が分かり、迷った末に出産の決意を固め、4月に3350グラムの女の子を授かったと語った。相手男性については言及しなかったが、日本人の元選手になる。

 モロゾフ氏とは06年トリノ五輪後に師弟関係を結び、優勝した11年世界選手権を最後の大会に、昨年までに関係を解消していた。インタビュー内で同氏に触れた安藤は「良い関係でした」「自分は引退するまで彼と一緒にやらせてもらう、100%の気持ちでいたんですけれども、断られてしまった」と答えていた。

 この日、同氏はその言葉を受けた上で、「断ったのは彼女から」と主張した。長く続いた関係の最後には、事実認識の違いもあったようだ。

 安藤は来年2月にソチ五輪が控える今季限りでの引退も表明。五輪出場を目標に、スケーターと母であることを両立させていく。今週末には福岡県内でのアイスショーに出演予定だ。