全日本柔道連盟は8日、来年度から導入する「国内ポイントシステム」の詳細を発表した。五輪や世界選手権代表選考の資料となるもので、選考の透明化が目的。国内では、今日9日に開幕する講道館杯(千葉)優勝が80点。選抜体重別、全日本選手権が各100点。国際大会では出場基礎点に加え、五輪優勝200点、世界選手権優勝180点など成績に応じた勝利点が与えられる。また、出場選手のレベルによって点数が変動する大会もある。大きいのは、過去4年間の世界王者を倒した時に与えられる「強豪選手勝利加点」。男子重量級の絶対王者、テディ・リネール(フランス)に勝てば、85点も入る計算になる。

 来年4月には過去2年間にさかのぼって集計。選抜体重別後の世界選手権代表選考の際に、資料として利用される。