日本卓球協会は30日、LIONカップ第20回ジャパントップ12大会(2月28日、東京・代々木第2体育館)の出場選手を発表し、小学4年の木原美悠(10=ALL

 STAR)の史上最年少出場が決定した。同大会出場の男女各12人は、今月の全日本選手権シングルス8強と協会推薦で選ばれる。木原はジュニアの部で高校生3人を破って32強も、一般の部の出場はない。この実績での選出は極めて異例。10歳8カ月での出場は、12年の伊藤美誠(スターツ)の11歳2カ月を上回った。

 トップ選手が集う公式戦参加も初となる。3人ずつ4組に分かれた第1ステージ(リーグ戦)では、全日本準優勝の森薗美咲(日立化成)、今年4月の世界選手権(中国・蘇州)代表の平野美宇(JOCエリートアカデミー)と対戦決定。木原が「小4で出られるのはすごいと思う。1回勝ちたい」と話せば、父博生さん(44)は「トップ選手とやらせてもらえるだけでありがたい。いい経験」と期待した。

 ◆木原美悠(きはら・みゆう)2004年(平16)6月3日、兵庫・明石市生まれ。卓球は4歳で始めた。明石市立二見西小4年のため、帰宅後に宿題を済ませてから平日は約4時間練習。身長156センチ。家族は両親と姉茉鈴、兄翔貴。「木原3きょうだい」として有名。