<高校ラグビー:春日丘46-0平工>◇2回戦◇30日◇花園

 春日丘(愛知)が平工(福島)とのノーシード対決を制した。3度目の出場で、初めて元日開催の3回戦進出を決め、宮地真監督(48)は「そこが高校ラグビーでは最初の目標。きっちり2勝できた点はうれしい」と笑顔を見せた。

 だが、この日の試合の出来には厳しい言葉が並ぶ。「いいディフェンスでターンオーバーできたことは評価したいが、それを生かせていないのが1番の問題。次もこれでは勝ち目はない」とピシャリ。

 次戦はAシードの桐蔭学園(神奈川)が相手だ。2年前の91回大会2回戦で敗れており、リベンジをかけた戦いになる。

 すでにチームで神奈川県予選決勝のビデオを見た。プロップ河村綾人主将(3年)は「夏の合宿の練習試合で慶応義塾さんに勝ったんですが、桐蔭学園はその慶応義塾さんと接戦(34-22)だった。だから『うわ~!』という感じはないです」と話していた。