日本相撲協会は20日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、酒気帯び運転の道交法違反の疑いで摘発された尾上親方(41=元小結浜ノ嶋)の処分を決めた。親方衆の階級では最下位となる「年寄」に10年据え置くことと、名古屋場所が開催された場合は千秋楽に当たる7月24日までの謹慎が決まった。会見した放駒理事長(元大関魁傑)は「今後、同等の不祥事を起こした場合は、部屋を閉鎖されても異存ないという誓約書も書かせた。厳しい意見が大多数だったが、もう1回だけチャンスを与えた」と話した。尾上親方は「真摯(しんし)に受け止め、今後とも相撲協会のため、一生懸命に頑張っていきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。