日本相撲協会は9月30日、63年ぶりとなる外部役員の登用を発表した。外部理事に伊藤滋氏(77=早大特命教授、東大名誉教授)と村山弘義氏(71=元東京高検検事長)、外部監事に吉野準氏(73=元警視総監)を理事会で選出し、評議委員会で承認された。

 同協会は監督官庁の文部科学省から「開かれた協会にするために、9月末までに外部役員を決めるように」と指示され、協会側は選出の条件を「知名度があり、相撲に精通している人」としていた。北の湖前理事長は、横綱審議委員会の海老沢勝二委員長(元NHK会長)運営審議委員会の塩田正十郎(元衆院議員)らをリストアップしていたが、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は独自の人脈などをたどり、3人を選出。「再発防止と教育という面でアドバイスいただけることを期待している。半年かかったがはいっていただいて良かったなという気持ち。素晴らしい経験を持つ先生方です」と胸を張った。

 任期は次回役員改選が行われる10年1月31日まで。非常勤で報酬額は次回理事会の九州場所8日目(11月16日)で決まる。