佑ちゃん&マー君の投げ合いが、06年秋の国体決勝以来3年ぶりに実現する可能性が出てきた。全日本大学野球連盟の常任理事会が22日、都内で開かれ、セ、パ両リーグ分立60周年記念事業の一環として、11月22日に東京ドームで大学日本代表対プロ野球選抜チームが交流試合を行うことを承認した。代表クラス同士が試合を行うのは史上初になる。

 同連盟によると、プロ選抜は26~27歳ぐらいまでの若手1軍クラスで編成する予定という。大学日本代表は今夏の日米大学野球選手権に出場するチームが主体で、早大・斎藤佑樹投手(3年=早実)の選出は確実だ。プロ側の監督は大学野球経験者になることが濃厚で、巨人原監督(東海大出)やオリックス大石監督(亜大出)ら現役監督のほか、北京五輪代表監督だった星野仙一氏(明大出)が候補に挙がる可能性もある。メンバーは未定だが、楽天田中、日本ハム・ダルビッシュ、西武涌井らとの投げ合い、巨人坂本との対戦など、同世代の若手プロとのドリームマッチが実現する。

 同連盟・内藤雅之事務局長は「野球界全体のためにも、共存共栄していくことが大事」と話し、日本プロ野球組織(NPB)関係者も「この試合をきっかけに交流がさらに進めばいい」と喜んでいる。