日本学生野球協会は4日、東京都内で審査室会議を開き、不祥事の発覚した高校28件の処分を決めた。部活動中に集団暴力があったとされる静岡学園(静岡)小倉東(福岡)など9校が対外試合禁止処分となった。大曲工(秋田)は副部長が授業中に携帯電話を使った部員にけがを負わせ、センバツ大会(21世紀枠)の推薦を辞退したが、副部長には1カ月の謹慎処分が科された。部員に暴力を振るった利根商(群馬)の監督は94年にも暴力事件を起こしており、6カ月の謹慎処分となった。対外試合禁止処分は次の通り。

 ▽西野田工科(大阪)07年12月25日~1月24日=部員の喫煙▽福岡(岩手)07年12月12日~1月11日=部員の盗撮行為▽静岡学園

 1月31日~4月30日=部員の部内暴力▽名古屋大谷(愛知)1月24日~4月23日=部員の部内暴力▽尼崎北(兵庫)2月4日~5月31日=部員の部内暴力▽小倉東1月27日~2月26日=部員の部内暴力▽竜野実(兵庫)1月19日~2月18日=部員の部外暴力、いじめ▽札幌山の手(北海道)

 2月6日~5月5日=部員の喫煙、飲酒▽郁文館(東京)2月14日~5月13日=部員の万引