<国体高校野球:岐阜商8-7智弁和歌山>◇29日◇準決勝◇ハードオフ新潟

 県岐阜商(岐阜)が、7-7の9回裏2死三塁から途中出場の平林一浩捕手(3年)の左前打でサヨナラ勝ち。1965年(昭和40)の岐阜短大付(現岐阜第一)以来、岐阜県勢としては44年ぶりの決勝進出を決めた。9回を終えて同点の場合は、大会規定により抽選で勝敗が決まる。殊勲打の平林は、声でチームを盛り上げるムードメーカーだ。「監督から『抽選はやめてくれよ』と言われていた。楽しめました」とかすれた声で喜んでいた。