楽天がサヨナラ勝ちで、9年ぶりの巨人戦カード勝ち越しを決めた。3-3の延長10回に、中川大志内野手(24)がプロ初のサヨナラ本塁打。接戦を制し、延長戦での連敗も4で止めた。

 大久保博元監督(48)は、2軍時代から手塩にかけてきた中川の1発に感慨深げ。

 「四球を取りにいくのではなく、打ちにいく姿勢が見えた。しっかり振りにいってくれたことがよかった。まだまだ精進して…。その姿勢を大事にしてほしい」と目を細めた。

 巨人相手のカード勝ち越しには、「伝統の巨人軍ですから。そのチーム相手に、若い子たちが思い切って挑んでくれた。これを成長につなげてほしい」と話した。