ヤクルトがリーグ王者の意地を見せ、アドバンテージを含め2勝1敗とした。

 先発した小川泰弘投手(25)が見事な投球を見せた。8回を投げ、散発5安打の投球で無失点。2回には1死満塁のピンチもあったが、小林、マイコラスを抑え切り抜けた。

 打線も4回、小川の好投に応えた。川端、山田の連打で無死二、三塁とすると畠山の右犠飛で先制。さらに1死三塁から、雄平の一ゴロを処理した巨人阿部が三塁に投げてしまう野選があり、2点目を加えた。6回にはバレンティンが今CS初打点となる2点適時打を放ち、点差を広げた。

 9回には4点差があったが、守護神バーネットを投入。1死一、二塁とピンチを招いたが、長野、亀井を打ち取って無失点リレーで締めた。