覚せい剤所持容疑で逮捕された元プロ野球選手清原和博容疑者(48)が、密売人とみられる小林和之容疑者(45=営利目的譲り渡し容疑で逮捕)と接触する様子が防犯カメラに複数回写っていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 2人は過去に何度か、群馬、栃木両県で接触しており、警視庁は覚せい剤の売買を繰り返していたとみて当時の状況や経緯を調べている。

 捜査関係者によると、警視庁は遅くとも1年前から、2人が多い時で月に複数回のペースで接触しているのを確認。群馬県のコンビニなどの防犯カメラには、小林容疑者が清原容疑者の車に近づき、袋のようなものを手渡す様子が写っていたという。

 小林容疑者の逮捕容疑は1月31日夜、群馬県太田市のコンビニ駐車場に止めた清原容疑者の車内で、覚せい剤約0・2グラムを4万円で譲り渡した疑い。「全く知りません」と容疑を否認している。

 警視庁によると、清原容疑者は覚せい剤を受け取った状況を供述しているが、入手先は明らかにしていない。