東日本大震災から5年を迎えたこの日、神宮球場では第2試合(明治安田生命-日本新薬)の開始前、両軍ナインがベンチ前に整列して黙祷がささげられた。

 5年前の大会では決勝戦のJX-ENEOSとNTT西日本が始まった直後、同球場も大きな揺れに見舞われ、試合がストップ。余震も続いて再開できず、大会初の両チーム同時優勝となっていた。

 球場関係者は「あの年は日本製紙石巻が参加していて、選手たちが帰れなくなったことを思い出します。こうやって野球ができるのはありがたいこと」と話していた。