史上初のコリジョン(衝突)ルールでサヨナラ勝ち。試合後の広島緒方孝市監督(47)の談話は以下の通り。

 -すぐに抗議に出てきた。確信はあったか。

 緒方監督 確信はあった。今季はああいうプレーは(コリジョンルールが)適用されているし、抗議しないと損でもある。また他のチームでも何度も判定が覆っているからね。

 -浅めだったが、菊池がよくかえってきた

 緒方監督 もちろんキク(菊池)がよくかえってきたというのはあるけど、赤松でしょう。大きな仕事をしてくれた。

 -選択肢もあったなかで、赤松に立たせた理由は

 緒方監督 打席に立たせる数というのは少ないけど、積極性も含めて力は持っている。守備から打撃という流れでやってくれると思った。期待に応えてくれた。本当に大きな仕事をしてくれたね。ヒーローインタビューを聞いてあげて。かまずに言えたかな。

 -チームにとっても大きい1勝

 緒方監督 チームとしては9回にね、中崎が追いつかれる形になって、チームとしてもガクッときてもおかしくないところ。でも最後に野手が意地を見せてくれたね。今度はこっちが向こうの抑えから1点をとってサヨナラにしてくれたわけだから。ナイスゲームだった。週末の悪い流れを吹っ切って、地元のカード頭をとれてよかった。

 -戸田もよく投げた

 緒方監督 よくなってきたね。ボールが先行しても落ち着いていた。バタバタすることが少なくなった。投げている姿が頼もしくなってきた。7回に1発は浴びて、まだまだ先発として球数とか課題はあるけど、次も期待したいね。