日本ハム大谷が、ヒヤヒヤながらプロ初ホールドをマークした。6回から2番手で3年ぶりの中継ぎ登板。ピンチを背負いながらも1回1安打無失点で最速156キロ。10日ロッテ戦で右手中指の皮がめくれた影響で、この日の先発を回避したが、投手として再スタートを切った。「全体的には良くなかった」と不満を見せながら「指は大丈夫です」と、手応えも得た。

 栗山監督も「久々でフォームはバラついていたし、内容も良くなかった」と苦言も「ボールを投げる確認は出来た」と、本格復帰へ前進したことは認めた。次回登板は、首位との直接対決となる31日ソフトバンク戦(札幌ドーム)での先発を目指す。「間隔も空いていたし、良かったのかなと思う。(ソフトバンク戦先発へ)行けそうな感じはしないという人はいないと思う」。投手・大谷が先発復帰へ、最初のハードルを越えた。