西武の誠投手(22)が自滅でプロ初勝利を逃した。

 地元千葉での今季初先発も、4回途中7失点でKO。立ち上がりから制球に苦しみ、1-1で迎えた3回には2点を失った後の1死三塁からボークで追加点を献上するなど、最後まで立て直せなかった。

 2軍降格が決まり、「テンポよく投げようと決めていたのですが、気持ちが先に出過ぎて急いでしまい、苦しいピッチングになってしまいました。この1軍での経験を次に生かしたい」と、唇をかみしめた。

 序盤の大量失点が響き、中村、メヒアの1発攻勢での追い上げも、あと1歩届かず。田辺徳雄監督(50)は「(誠は)どの球も制球が甘かった。イニングの先頭を出して、それが失点につながって、反省点が多々あった」と話した。