阪神原口文仁捕手(24)が、来年2月の春季キャンプでの完全復活に向けて始動した。シーズン中に悪化した古傷の右肩痛の影響で、今キャンプは一塁守備に専念。5日、初めて捕手としての守備練習を再開した。金本監督も「肩もだいぶ良くなってきているみたい。2月までにはある程度、キャッチャーとしての見込みをね」と、捕手か一塁かの見極め期限を設けながら、復活に期待した。

 第1歩を踏み出し、背番号94の表情も穏やかだった。「僕の感触としても良かった。(怖さも)ないです。今日から始められたんで、これから継続していけるようにしっかりトレーニングしていきたい」。練習では、シートノックに参加。定位置の本塁で声をからした。ここまでは、古傷の右肩の痛みから練習をセーブ。朝早くから矢野作戦兼バッテリーコーチとトレーナーに付き添われ、リハビリを行ってきていた。周囲の心配をよそに、4度のスローイング機会もそつなく処理。問題なしをアピールだ。

 今季は捕手陣最多の68試合でスタメンマスク。打率も2割9分9厘と高い数字をマークした。原口が捕手として機能すれば、打線の厚みも大幅に増す。

 「肩が(これ以上)悪くならないようにやってきた。来年2月1日? もちろん。それに向けてやっていきたいです」

 第1希望はもちろん捕手だ。金本監督が設ける見極め期限もインプット。今後は肩の状態も考え、間隔を空けながら捕手の守備練習を行っていく予定だ。現時点では、元気な梅野や坂本に先を越されている状況だが、1度つかみかけた正捕手の座。譲るつもりはまったくない。【梶本長之】