阪神の高知・安芸秋季キャンプで、金本知憲監督が打撃練習中の江越大賀外野手に、若かりし頃の配球に関する持論を展開した。

 「打席で迷っているうちに、ボールが来てるんちゃう?」。

 「俺は若い時、4打数1安打を目標にしていた。4打席あれば、ストライクは何球来る? 12球。1回ぐらいは当たるやろ。確実にヒットにすれば、4打数1安打。1個、四球を取れば、3打数1安打で3割3分3厘。それで2割8分ぐらいをね」。

 「迷わず、割り切り。これができると変わってくると思う。迷っているから、中途半端なスイングになる。2ストライクまで狙いを定めて、タイミングがあわなければ、見逃せばいいこと。ストライク1個、どうぞと」。

 前日8日に受賞者が発表されたゴールデングラブ賞は、4年ぶりに選出なしに終わった。

 「そういう年があっても、不思議じゃない」。

 「これからそういう選手が出てくるように。平田コーチが鍛えてくれるでしょう。来年は3人ぐらい出てくるんじゃないかな。言っておいてよ」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -横山がけん制練習で向上した

 金本監督 できとったね。クイックで球威の落ち幅を少なくすることと、コントロールが乱れないように。それがキャンプの投手のテーマだから。

 -江越に指導した

 金本監督 試合の話。迷いがあるんじゃないかと。読んで打たないと、打てないよ。俺も8割ぐらいは読んで打っていたから。予測して。エース級は打てませんよ。そりゃ。コーナーに決まるんだから。

 -すべてを打とうとする

 金本監督 1打席目で打てなかったら、次はもっと焦ってしまって、となるからね。2ストライクまでに、狙ったところをいかに打ち損じないように打つか。技術がアップすれば、狙い球と違っても、甘い球を打てるようになってくるから。江越と横田は迷いが一番感じられる。迷いと焦り。この2つが解消されれば、いいものができてくると思うよ。