日本代表が強化試合でメキシコに敗れた。打線は3点を取ったものの、4回まで無安打に抑えられるなど苦戦。守っても2失策が失点に絡み、チームがかみ合わなかった。

 日本の先発武田翔太投手(23=ソフトバンク)は初回、無死満塁のピンチを背負ったがそこから3者連続三振で無失点の立ち上がり。その裏、日本が3四球で満塁の場面を迎え、筒香嘉智外野手(24=DeNA)が押し出しの四球を選び、無安打で先制した。

 しかし武田は4回、失策などで1死一、三塁とされ、ベルドゥーゴに適時二塁打を許し同点。この回までで降板した。2番手の千賀滉大投手(23=ソフトバンク)も、3番キロスにソロ本塁打を打たれ勝ち越しを許す。その裏、日本が筒香のチーム初安打となる適時二塁打で再び同点に追いついた。

 ところが6回、千賀が2四球で2死一、二塁のピンチ。9番サスエタの打球が一塁と右翼の間に落ちるポテンヒットになった。さらに一塁中田翔内野手(26=日本ハム)の返球も悪送球になり、2点リードを奪われた。

 日本は2点を追う8回、鈴木誠也外野手(22=広島)の中前打を相手がはじく間に1点を返す。しかし、なおも2死二塁の好機で代打大谷翔平投手(22=日本ハム)を起用したが三振に倒れた。9回にも山崎康晃投手(24=DeNA)が押し出し死球などで3点を取られ、まずは黒星発進となった。

 日本は11日にメキシコともう1戦。12、13日にはオランダと対戦する。