「がけっぷち番号」とされる背番号70をつけ続ける中日谷哲也内野手(31)が11日、今季の750万円から50%アップの1125万円でサインした。9年目の今年は自身2位の52試合に出場。堅実な守備と、途中出場での勝負強さが光った。

 支配下選手枠の上限を示す背番号70は、近年の中日では選手を叱咤(しった)する意味を持つ。14年から背負う谷は来季で4年目となり、選手では中里の計3年を抜いて球団史上最長になる。「球団から背番号の話はなかった。もし変えていいと言われても70でと言いました。この番号になって試合に出始めたので。ここまできたらどこまで伸ばせるか。70といえば谷、そういえば谷っておったな、と思ってもらえるくらいにしたい」と意気込んだ。(金額は推定)