侍ジャパンは、延長10回に鈴木誠也外野手(22=広島)が決勝の満塁本塁打を放ち、2試合連続のタイブレーク勝利を収めた。

 オランダが1回、デガスターとリカルドの適時打で2点を先制した。

 日本は、2回1死二、三塁から前夜サヨナラ打を放った大野の右前適時打で1点を返した。

 オランダはその裏、デカスターの2点適時打で追加点を奪い3点リードとした。

 日本は4回に松田の左越えソロ本塁打で加点。オランダもその裏、犠飛で追加点。5回にはスコープの3ランで突き放した。

 6点を追う日本は、7回に代打大谷を起用。大谷の打球は天井の隙間に吸い込まれる珍しい二塁打。菊池、山田、筒香、鈴木の適時打でこの回6点を奪い、同点とした。

 その後、9回まで両チーム無得点。無死一、二塁から始まる連夜の延長タイブレークに突入した。

 日本は10回、1死満塁から鈴木が満塁本塁打で勝ち越し。最後は千賀が2点を奪われるも何とか後続を断ち、12-10で約4時間におよぶ死闘を締めた。