「京都のドカベン」に減量指令だ。楽天からドラフト8位指名された京都翔英・石原彪(つよし)捕手(17)が15日、京都市内のホテルで入団交渉を行い、契約金1500万円、年俸500万円で契約合意した。背番号は70となる。172センチ、98キロのぽっちゃり体形で高校通算42本塁打。長打力と地肩の強さが武器だ。夏の引退後に「気が抜けた」と油断し、体重が10キロ増えるなど明るいキャラクターが魅力。現在は母絹枝さん(47)の作る大好物のもやし炒めを我慢し、野菜たっぷりの鍋を食べてダイエットに励んでいる。

 愛敬スカウトは「ケガの心配があるのでやせてもらわないと。コンディションを整えてもらいたい。本気になってダイエットをしてもらわな」とベスト体重に向けてマイナス10キロの減量を指示。1月の新人合同自主トレまでに調整を課した。

 先月30日には同校の浅井敬由監督(享年56)が動脈瘤(りゅう)破裂で急逝。訃報に接し「はじめは信じられなかった。甲子園にも行って、プロにも出してもらった。恩返しのためにも1軍で活躍したい」と天国の恩師へ、活躍を誓った。(金額は推定)